サウスカイバブトレイルの出発点までは、
マイカーで行くことが出来ないため、シャトルバスを利用し、
トレイルヘッドバス停で下車。



日本語の注意書きもあります。
とにかく日中は日差しを避ける場所がなく、暑いので注意。
まあ崖から落ちることはないでしょうが・・・
地図を見てる限り、給水ポイントがないようなので、要注意です。

暑さを避けるために、早い時間の出発がおすすめだそうです。

9時20分、シーダーリッジまで2.3km。



いきなり九十九折りのトレイルが全貌を現しました。
おかげで坂道は急ではないので、歩くのは楽そうですが、
帰りはそれなりにしんどそうです。

このあたりの地層は、白い石灰岩で形成されています。
二億六千年前に形成されたカイバブ石灰岩層で、恐竜の時代のものです。



九十九折の坂道を下り終えると、なだらかにリムの先端まで歩きます。

露出した地層を、綺麗に見ることができます。
道を下って、地層が変わっていくということは、
地球上の歴史を過去にさかのぼっているのと同じです。
景色だけではない、グランドキャニオンのトレイルの楽しみの一面です。

コロラド川まで降りると、18億年前の地層まで遡ることができます。



ウーアーポイントがみえてきました。
リムの先端にせり出していて、眺望の良さそうなポイントです。
ちょうどシーダーリッジへの中間地点のようです。



ウーアーポイントの名前の由来は、
ここからの景色を見ると、思わず「ウー、アー」と叫んでしまうからだそうです。

由来のつけ方には、賛否あるかと思いますが、
リム上から見てた景色とは違う絶景に、驚嘆するのは間違いなさそうです。



眼下に目指すシーダーリッジが見えてきました。
正面に見えるの残丘が、O'neil Buteです。



景色の開けた、眺めの良いトレイルです。
1時間弱歩いただけで、この景色が見れるとは思っていませんでした。

グランドキャニオンのサウスリムからは、
もう1つブライト・エンジェル・トレイルというトレイルがあります。
しかし、サウスカイバブトレイルがガイドブックのほうが、
降り始めの段階から眺望が良いとガイドブックにすすめられていましたが、
まさにその通りでした。



10時30分。
今回の目的地、シーダーリッジへ到着しました。
わずか1時間10分でしたが、帰りは上りなのでもう少しかかりそうです。



シーダーリッジから、東側(上流側)の眺望です。

正面に左側に見える尖峰が、ゾロアスター寺院Zoroaster Temple 2,173m。
右奥、遠くには、Wotans Throne 2,327m、Vishnu Temple 2,386m。



ビレッジがあるあたりのサウスリム。

ここシーダーリッジの標高は1,847m。
ビレッジのあったMather Pointが、標高2,170mだったので、
真正面から上の崖部分だけでも323mあります。
333mの東京タワーとほぼ同じ大きさといえば、
スケール感が伝わるでしょうか。



北西側(下流側と対岸)の景色です。
太陽の正面側なので、影もなくのっぺり感のある風景になってます。

しかし、まだコロラド川をみることができません。
左右に流れているので、崖のまだ下なのです。
コロラド川を見るには、
もう1つのブライトエンジェルトレイルのプラトーポイントまでいく必要があります。
プラトーポイントは、標高1,152mなので、まだ700mほど下です。

そして最終地点、ファントムランチのあるコロラド川では、標高が768m。
コロラド川までいく場合は、ファントムランチというロッジに泊まるのが通常らしいが、
片道11.4km、標高差が1,500m弱・・・
トレイルも整備されているし、日帰りでいけなくはない距離だ。



11時10分。
景色を堪能してたら40分も滞在していました。

まだまだ下っていきたい心境なのですが、
今日にフェニックスまで戻らないといけないので、そろそろ戻ります。
しかし気温があがってきて、暑くなってきました。



帰りは渓谷と反対側の、サウスリムの壁側ばかり見て歩くので、
行きには気づかなかった植物も目に留まりました。
産毛が多く、わずかな空気中の水分も取り込もうとしているのだと思います。



すみれのような紫色の花が、可憐に咲いています。
乾燥しているグランドキャニオンでは、花は珍しい存在です。



乾燥したコロラド高原には、サボテンがよく似合います。



スイッチバックの登りが待ち構えています。
さすがに気が重たくなる光景ですね。

このサウス・カイバブ・トレイルは観光目的で作られたもの。
レンジャーの人がトレイルを巡回していましたし、
補修工事しているところもありました。
国立公園の入場料金を払わなければなりませんが、
そのための費用と思えば安いと思います。
日本の景勝地もこのようなシステムにしてほしいです。



わずかな日陰で休憩している人もいます。
5月初旬でこんな状況だから、夏はさぞかし暑いのだろう。

ここを登りきれば、トレッキング終了です。



12時20分、出発地点近くまで戻ってきました。
わずかの距離でしたが、大満足のトレッキング。

次回は、ぜひコロラド川まで降りて、大渓谷を満喫してみたいと思いました。

旅行日:2011年05月03日
記載日:2013年02月17日