いろは丸

12時30分の船で、仙酔島へ渡ります。
片道5分の航路ですが、往復で240円で瀬戸内クルージング。
弁財天がある島は弁天島で、
その後ろの島が仙酔島です。

いろは丸

平成いろは丸。
今年からいろは丸という新しい船が就航している。
これは龍馬イベントの一環として、沈没した「いろは丸」に模して、
船を作ったようだ。

いろは丸
<大きな写真>

いろは丸というより、小さいながらペリーの黒船を連想させます。
今回、鞆の浦にいくことになるまで、まったく知らなかった仙酔島へは、
思った以上に多くの人が訪れていました。

なぜ、仙酔島へ訪れたかというと、
鞆の浦でgoogleで検索すると一番最初に出てくるのが、
中国地方のホテルがつくる鞆の浦のほホームページで、
美味しそうな昼食プランがのっていて、
それが仙酔島の食事施設だったから・・・という単純なきっかけ。



仙酔島より鞆の浦
<大きな写真>

御膳岳の展望台からの眺め。
弁天島の鞆の浦の街並みが見えますが、
木々が生い茂っていて、思ったよりも眺望がよくありませんでした。

仙酔島
<大きな写真>

海岸伝いに歩いてくると田ノ浦という砂浜に出てきました。
中央にあるのが国民宿舎で、
目指す昼食場所はその奥にあるはずです。

洗心の間(仙酔島)

「洗心の間」で昼食を予約していました。
「人生観が変わる宿」というホテルの食事施設ともなっています。
外観はたいしたことなさそうですが、
内装はきっちりと囲炉裏風の座敷になっています。

「おかえりなさい」

の言葉で店員から迎えられます。

洗心の間(仙酔島)
<大きな写真>

3,800円のおももてなし囲炉裏会席を予約していましたが、
個室の囲炉裏に席が予約されていました。
ちょっと薄暗くて、炭火が囲炉裏のようになっていてとっても雰囲気抜群。

ちょっとした言葉も添えられて、
接客サービスなども趣向を凝らし、食事内容もこだわっているようです。

洗心の間(仙酔島)

帰りの運転まで6時間近くありそうなので、
生ビールをいただきます。
暖かい日だったから、とっても美味しい。

洗心の間(仙酔島)

先付けの三種盛り。
小エビの唐揚げ、おから、小魚の南蛮漬け風です。
どれもあっさりとした味付けで美味しかった。

洗心の間(仙酔島)
<大きな写真>

春の味覚シリーズですね。
真鯛の薄造りですが、これで一人前です。
フグのてっさのように薄く綺麗に盛り付けされています。
フグよりも身の柔らかい真鯛をこれほど綺麗に・・・
料理人の技がひかりますね。

食べ方は7種類。
醤油でお刺身風、ポン酢や甘酢もありますし、野菜といっしょにカルパッチョ風。
甘味噌もありましたし、囲炉裏にある鍋でしゃぶしゃぶしたりと。

洗心の間(仙酔島)

一番美味しかった食べ方が、天然塩のみ。
瀬戸内海で海水で製塩された塩らしいのですが、
淡白な鯛の白身に、ほのかな塩味がとってもマッチしてびっくり。
女将さんが、不思議と同じ場所でとれたものって合うんですよね・・・
と話されていたのですが、まさにそのとおりでした。

いろいろな食べ方があったのですが、
7割ほどは、天然塩で食べてしまいました。

洗心の間(仙酔島)

続きましては、車えびの踊り食いです。
活きた車えびが壷にいれられてきました。
思いっきり生きたまま殻をむしっていきますが、
手の中でぴくぴく動く感触が、とっても残酷です。
しかし、新鮮だから味は抜群で、
海老特有の甘みがとっても引き際の良い甘さになっています。

洗心の間(仙酔島)
<大きな写真>

続きましては、囲炉裏焼きの数々。
これは2人前になります。
サヨリに、白サバフグ、ハマグリ、野菜はかぼちゃにエリンギ。
これを目の前の炭火でじっくり焼いていきます。

洗心の間(仙酔島)
<大きな写真>

春の魚、サヨリがちゃんと入っていました。
このあたりではよく揚がるのでしょうか、鞆の浦でもよく見かけました。
ちょっと中骨が扱いずらいですが、香りのよい淡白な味わいが美味しい魚です。

写真の上にある黒いものは、生わかめです。
すぐ目の前の海で採れたもので、そのまま生でも食べられるそうです。
これをしゃぶしゃぶでいただきました。

スタッフが、
「庭で料理長がお客様のために、
一品ご用意してまっておりますので、ぜひお越しください」
とのことでしたので、いってみると、料理長が釜をあげると・・・

洗心の間(仙酔島)
<大きな写真>

蒸し牡蠣がでてきました。
料理長いわく、牡蠣は焼くよりも、蒸したほうが、
うまみが閉じ込められて、焼きすぎる失敗せず、食感が楽しめると説明してくれました。
なるほど、この前焼き牡蠣を相生に食べに行った後に、
家で蒸し牡蠣をしたら、そっちのほうが美味しかった。

ぷりぷりの食感に、牡蠣のうまみがたまりません。
思っていたよりもあっさりとしていて、これはかなり美味かったです。

しかし、焼き牡蠣より、蒸し牡蠣が美味しいという説明するのはいいですが、
周りでは焼き牡蠣を食べている人がわりといましたので、
ちょっと気にはなりましたが・・・

洗心の間(仙酔島)
<大きな写真>

ご飯は、鯛めしです。
ちゃんと女将さんが、身をとりだして、ほぐしてくれました。
お客様も褒めていただいているうちの自慢の一品なんです!
と話されていましたが、

洗心の間(仙酔島)
<大きな写真>

いやあ、間違いなく自慢の一品でした。
ご飯の炊き加減が抜群に美味しく、艶といいもちもち感といい申し分ありません。
鯛アラのダシが見事に、ご飯に伝わっています。
まあ鯛のアラなんて、ほんとスーパーで買うと安いもんなんですけど、
こんなに美味しくなるなんて、ちょっと意外でしたね。
これは家でも試してみたい。

洗心の間(仙酔島)
<大きな写真>

続いて、鯛めしを使って、お茶漬けにします。
ダシを番茶で割ったものを入れます。
あと薬味でしその葉や、梅、ゴマなどを入れます。
ダシのうまみと、番茶のさっぱり感が、お茶漬けの美味しいとこどりの味。
食べる前にすでにお腹いっぱいだったのですが、
あっさりと完食してしまいました。

洗心の間(仙酔島)

最後に、デザートは重箱に入れられてやってきました。
食事に比べれば、味は普通でしたが、
見た目にも華やかで、9種類ものデザートを楽しめるのは、
女性でなくても、嬉しい限りですね。

洗心の間(仙酔島)
<大きな写真>

食事中は、七福神の布袋様に変装して、
太鼓がなる中、各席に福を授けていったり、
またお客さんといっしょに庭で餅つきをして、それを食べたりと、
ほんと趣向を凝らして、楽しませてくれました。

また自家製の果実酒や、焼酎サーバー、全国の銘酒などが揃っているようで、
今度は泊まりがけで訪れたくなるお店でした。

食事の内容からすると3,800円は妥当かなと思いますが、
食事場所や食事中の雰囲気作り、また国民宿舎の入浴料も含まれているので、
そこまで含めると満足のいくものでした。

洗心の間 http://www.sensuijima.jp/senweb/s/index.html