岩尾別川から知床連山を眺めた跡、
再びウトロまで戻ってきました。
ガイドさんはキョロキョロと山のほうを見ながら、
運転していきます。

そして車は急に停まる。
「あそこにいますね。あれはオジロワシです。」
 


基本的には高い木のうえに停まっているので、
肉眼で見るのはつらい。
ようやく車内で配られた双眼鏡の活躍。
そしてさらに大きく見たいひとのために、
望遠鏡ほどの双眼鏡をガイドさんが設置してくれます。

オジロワシ。
キリッとしていて、かっこいい。

これは自分の持っているレンズの最大望遠320m。
ぜんぜん足りません・・・。
かっこいいといっていた顔の表情も分かりませんね。
外も暗くなりつつあるので、手振れも心配。
 



海のほうを見ると、斜陽が流氷を照らしています。
言葉の表現できないような青色、いや藍色でしょうか。
時間の経過とともに、流氷の色が変わっていきます。
 

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そして再び車に乗り移動していきます。
すっかり外の気温が下がりだしたため、
車の窓もすぐに曇ります。

思ったより、次の動物が見つかりませんが、
ようやくオシンコシンの滝も越えて、20分ほどぐらいで、
車は停まりました。
 



「あれはオオワシです。」

さっきよりかなり高い場所にいますが、
体の色が黒と白ではっきりとしているので、
よく姿かたちがよく分かります。
 



この写真はガイドさんの設置した望遠鏡を利用して、
コンパクトデジカメで撮影したものです。
この技はガイドさんが教えてくれましたが、
実際にかなり難しいです。
奇跡的にとれた1枚のような感じです。

夕陽の様子をみているとどうやら、
この場所でサンセットを迎えるようです。
サンセットポイントのプユニ岬から見たかったのですが、
まあこれも最後までオオワシを探してくれた結果ですから。

参加していた人のほとんどが、
オオワシより夕陽に目がいくようになりました。
空気が澄んでいるせいか、ほんと綺麗にみえます。

 

するとガイドさんがポットにいれたホットコーヒーを
ステンレスカップにいれてサービスしてくれました。
おそらく気温は氷点下近いでしょう。
嬉しいサービスです。
 



そして刻一刻と太陽が空と陸との境界線へ向かっていきます。
海に沈んでいるように見えますが、
その先には陸地があります。
あまり高い山がないので、まるで海に沈むようです。
いや海に沈むというよりは、流氷に沈むといったほうが、
なんかロマンチックですね。

太陽はいっきに沈んでいきます。
そして静寂の時間が訪れます。
長い1日が終わりました。



朝から青い空と、白い雪上、流氷の上、
それに反射した太陽の中を一日中あびてましたから。
暗い空間がなんかホッとしますね。