今回は初めての不安なインドということで、
ホテルまでの送迎プランを
シゲタトラベルという旅行会社にお願いしていた。
なぜシゲタトラベルという日本っぽい名前なのか分からないが、
特に日本人向けの旅行会社ではない。
シゲタトラベルは安宿街のメインバザールにあり、
オーナーのランジェダさんが日本語を話せるということで、
日本人バックパッカーには人気があるらしい。
ちなみに送迎プランの値段は、
日本円で1500円程度と日本の旅行会社に比べて格安。
日本の旅行会社で頼むと、無理やり高いホテルに泊まらされ、
一番安いホテルとセットでも1万円近くする。

税関ではカメラ二台以上は持ち込みは申請・・・
などと注意事項が書かれていたが、
何もチェックされず通り過ぎると、
通路の両サイドにインド人がずらり。

彼らはホテルの迎えだったり、ツアーの係員だったりするが、
あまりの密集度のために、少し異様だったりする。
これは客待ちをするエリアが限定されすぎたことが原因だろう。
名前の書かれたボードをゆっくりと確認していくが、
ボードとボードの間があまりにも近すぎるため、
歩くスピードはかなりゆっくりになり、
まるで受験生が合格発表のときに番号を探すような感じである。
半分をすぎて自分の名前が見つからないと少しあせってくるが、
その後すぐに自分の名前を見つけることができた。

デリー空港

さっそくターミナルから出て行くと
黄色と濃色グリーンのタクシーがずらり待機している。
地球の歩き方によると、
ここのタクシーで市内へ向かう時がインドで一番騙されるらしい。
騙されるだけならまだしも、しばし行方不明者なども・・・
そんなタクシー乗り場を通り過ぎ、
一般の駐車場へ向かう。
夜ということもあり思ったよりも暑くは感じなかった。
それでも思ったよりというのは40度超えの暑さの想像であって、
十分に暑いことには変わりはないが、
4月のタイのほうが暑かった気がする。

ホテルまでの送迎の車はエアコンつきの新しい車だった。
もっとおんぼろの車が来ると思っていたし、
まさかエアコンがついているほどとは想定外。
市内へ向かう道もすべて舗装されていて、
デコボコしたところはなく、快適に車は走行していく。
ハイウェイのようなものも建設途中で、
近代化されている様子が伺える。

市内まで

いい意味か悪い意味か、
インドのイメージが覆されていく。
道には牛や人が寝ていたり、道はデコボコで、車はジャンプ・・・
そのような場面には遭遇しなかった。
「いよいよインドにきた〜」
などという感動は思ったよりも少ないものだった。



車は40分ほど走ると地下鉄(ほとんどが高架)の高架の下をくぐった。
いよいよ市内の中心部に入ってきた。
しばらくして細い路地をはいっていくと、
ホテルの前に到着した。

今日の宿は「コテージ・イエス・プリーズ」。
600ルピー(1,800円)と高めだが、
シゲタトラベルが入っているということと、
新しいホテルということで予約をしていた。
入り口に右手には入るとシゲタトラベルがあり、
日本語が話せるランジェダさんが対応してくれた。
とりあえず明日の航空券を手渡され、
「私はそろそろ帰りますので、お金は明日でいいですよ。」
と告げられる。
いくら日本人でもここまで信用されていいものかと少し戸惑うが、
本当に明日でいいのかと聞くと、本当に明日の朝で良いらしい。
「今日は疲れているでしょうから、ゆっくりしてください」
すごい心遣いに頭が下がる。

お言葉に甘えて、チェックインを済ませ部屋に入る。
従業員が部屋に案内し、トイレットペーパーやタオルを用意する。
「何か飲み物はいかがですか?」と聞かれる。
まあ手持ちのドリンク類はあるし・・・
「ビールもありますよ」
「お〜ビール?それはいい!いくらですか?」
「90ルピー(270円)です」
少し高い気もしたが、ビールは飲みたいのでオーダー。
結局10分後に彼はビールを持ってきたのだが、
残念なことにまったく冷えていない。
部屋にあった簡易冷蔵庫で冷やしてくれと、
そして冷えたらフロントに電話してくれたら栓抜きを持ってくるという。
肝心の冷蔵庫はあまり冷えが良くない。
どうやらビールへの道のりは遠い。

ホテル

部屋は広く、エアコンつきではないが、
奥のほうから冷風が出てくる仕様になっている。
シャワーもホットシャワーだし、
トイレも水洗でトイレ用のミニシャワーもついている。
清潔で言うことなし。

キングフィッシャービール

結局30分たってもビールはあまり冷えてこないし、
これ以上は期待できないので、栓を空けてもらう。
ビールの銘柄は「キングフィッシャー」というインドのビール。
とにかく無事ここまでくることができたことに「乾杯」
冷えていないので美味しくは感じなかった。

送迎を頼んでいたり、ホテルを予約していたせいもあるが、
不安な気持ちをすべて裏切るかのように、
あまりにもスムーズにホテルまで来ることができた。
これが普通のことなのだが、
心のどこかで、何か起きることを期待していたのか、
拍子抜けのような印象を受けた。
ネパールのときのようなワクワクする高揚感が見当たらない。

とはいえ、まだ1日目。
明るくなれば、いろいろなインドが見えてくるだろう。

時計はすでに12時。
日本との時差を3時間30分を考えると、23時間起きていたことになる。
ヨーロッパに比べればマシであるが、
移動の疲れとインドに対しての身構えで疲れていたのか
ビールをすべて飲みきる前に寝てしまっていた。

【旅行実施日:2007年04月29日】
【日記記載日:2007年05月24日】