この日は13時発の国内線でジョードプルに移動するが、
午前中が中途半端に時間があいてしまうので、
効率よくまわるためにタクシーをチャーターした。
デリーには旅の後半でも再び訪れるが、
とりあえずは地下鉄やリキシャーでいきずらく
交通の便の悪い場所を観光しておけば最後が楽になるだろう。

タクシーはエアコンが効いて快適そのもの。
最初に世界遺産のフマユーン廟を目指して走るが、
新市街地の中を走っているせいか、街も道も綺麗で、
インドのを実感するのは、
道を走っているオートリキシャーを見たときぐらい。

20分ほどで、フマユーン廟に到着。
入口で5ドルを払い、中に入る。

サリーをきたおばさん3人組みが歩いてきた。
自分の持っているカメラを指差したので、
写真を撮ってほしいようだ。

フマユーン廟(デリー)

とりあえず1枚。
「パシャ」
撮った写真を、カメラのモニタで見せると満足そう。
そして、その場を立ち去ろうとすると、
「フォトルピー」
ん?お金を要求するのか。
まあ軽い感じだったので、
本気じゃなかったとは思うけど。
「削除したよ!」
おばちゃんたちは、ちょっと悲しそうな顔してた。

進行方向とは別の場所にも建造物があるようだ。
いったい何の建物だろうと遠くから見ていると、
入口のゲートでほうきをもった男が、手招きをしているので、
行ってみることにした。

フマユーン廟(デリー)

手招きをしていた男が、掃除をしながらも、
自然とこちらに寄ってきて説明をしだした。
彼は「勝手にガイド」だろう。
聞いていない振りをしながら歩いていても、
勝手についてきて話を続ける。
立ち去る際になってやはりお金を請求してきた。

掃除人「ここをガイドしたからお金をくれ」
レク 「ガイドをお願いしていないし、お前が勝手にひとりで話してただけだろ」
掃除人「いやいやおまえは聞いていただろ」
レク 「英語あまりわからないし」
掃除人「案内したからお金頂戴」
レク 「だから頼んでないし。」
掃除人「1ドルでいいからお金ちょうだい」
レク 「なんで払わないといけないねん」

まあそんなこんなで話を続けていると、
近くに欧米人夫婦がやってきた。
すると彼は新しい獲物を見つけたかのように、
スタスタと立ち去り、欧米人夫婦の前で説明しだした。
驚くほど機転が早いな・・・(ちょっと関心)
まあこんな光景は観光地ではよく遭遇するうっとおしい出来事だが、
でも、想像したインドっぽくなってきて、
なぜかわくわくしてきた。

フマユーン廟(デリー)
<大きな写真>

フマユーン廟は綺麗そのものだった。
さっきの彼も掃除人だったように、
かなり手入れがされていて、そこがインドであるかを忘れるかのよう。

フマユーン廟(デリー)
<大きな写真>

またインドで一番有名なタージマハルのモデルになったといわれるだけあって、
シンメトリーがとても美しく、
ムガール建築の技術の高さも感じ取れる。

フマユーン廟は、ムガール帝国フマユーン皇帝のお墓。
王妃が王様のために作ったお墓なのだが、
これだけの大きなお墓を作ることができるのは、
かなりの権力者だったことをうかがわさせる。
帝国の権威を誇示するために必要な大きさだったのか、
王妃の愛情の結晶だったのか・・・
ちなみにタージマハルは王様が王妃のために作ったお墓だ。

フマユーン廟(デリー)

すべて手作業で綺麗にタイルを修復している。
1,570年に完成されて400年以上たっているが、
傷んでいる場所があまり見当たらないことろをみると、
かなり修繕作業は頻繁におこなわれているように思える。

フマユーン廟(デリー)
<大きな写真>

それにしても「世界遺産」という称号がついているにも関わらず、
観光客がかなり少ない。
お墓であるから信仰の対象とはならないから、
地元の人は訪れることは少ないのだろうけど、
これだけ人が少ないと
本当に世界遺産なのか考えさせられてしまう。

フマユーン廟(デリー)

【旅行実施日:2007年04月30日】
【日記記載日:2007年11月14日】