網走市街地から抜けること約10分で能取岬に到着します。
能取岬は夏場は牧草地帯となっていますが、
冬場は牧草地帯の上に雪が積もるので一面の銀世界。
海が近いため雪がそれほどは積もっていないので、
牧草の凍った感じのシャキシャキ感と
雪のやわらかさが足元から伝わってきて気持ちいい。
平らな場所なので、駐車場近くからでも、
オホーツク海側の眺望が開けています。



崖下のオホーツク海にはぎっしりと流氷が接岸していました。
冬の空気は澄んでいるため、とても空気がクリアで、
海も遠くのほうまで見渡せますが、どこまでも流氷が続いています。



オホーツク海の崖上にたっているわりには、風もとても穏やかです。
とはいっても、寒いには違いないですが。

流氷地帯にも、ところどころ海が見えている場所がありますが、
あまりにも流氷が一面に広がりすぎているので、
流氷地帯が陸、海の部分が川と思うほど錯覚してしまいます。

その流氷上にはたくさんの鳥の姿を見ることができる。
流氷上というよりは、海の近くの流氷にしか、鳥はみかけません。
餌になる魚が海にいるからです。



その中に盛り上がった流氷の頂きに一匹の大きな鳥がいるのが見えます。
大きさ、体の色からするとオジロワシでしょう。
道東の鳥の生態系では頂点に君臨するワシだそうで、
オオワシの獲った獲物さえも横取りもしたりするそうです。



太陽が傾いてくるにつれ、幻想的な雰囲気につつまれてきました。

岬上にある雪の白色とオホーツク海に浮かぶ流氷の青白い雪色。
流氷の合間にある海の青色と、空の青色のすべてが渾然となっています。
柵がなければ陸地と海の境はほとんどわからないほど、
すべてが一体となってきました。



夕陽が流氷に照らされて、なんとも表現のできない色に変色してきました。
青みがかったオレンジ色の白・・・
なんとか色を言葉に表現するとこんな感じでしょうか。



そして時がたつにつれ、藍色のような濃い青色へと変わっていきました。
目の前で繰り広げられる刻々と変わる景色と色の変化は、
今までに目にしたことのない、
まさに流氷のある景色ならではの特別なスライドショーでした。