果たしてこんなに充実した1日でよいのだろうか。

朝からかなり行動していたので、そろそろ疲れが出てくるところだが、
天気の良い知床のパワーをもらっているせいか、まだまだ元気。

再びホテルのロビーで待っていると、ガイドが迎えに来た。

ハイエースの車に乗り込む。
まずはガイドさんの自己紹介。
名前は阿部さんで、ガイド暦は1年半だそうです。

「今回の知床スポットガイドツアーは、
特にコースは決まっていませんので、みなさまのご希望にあわせていきます」との事。
ん、冬の動物ウオッチングに参加したのに・・・
こういうのに感づくのが早い自分は、
2つのツアーを合体させられたことに気がついた。
さすがにこれは腑に落ちない。

 

車はプユニ岬で停まった。
車から降りると気持ちよい空気と、
目の前に広がるオホーツク海の絶景。
ちょっとむっとしていたけど、
この景色を見ればいっきに吹き飛んでしまった。

オホーツク海の流氷も綺麗だったが、
背後にそびえる知床の白い山々が、
西からの太陽を浴びるために、雪山の白さが格別に美しい。



そしてこのひんやりとして、透き通った空気は、
流氷ウォークでドライスーツでほてったからだが、
冷やされてとても気持ちがよかった。

次の目的地は知床自然センターよりさらに海岸線を進んでいった場所にあった。
目の前には雄大な知床連山。
空にはまったく雲がないので、見事なまでの景色だった。
とても標高が1,500mしかないとは思えないほど、存在感のある山。



森には普通にエゾシカが歩いている。
これだけ自然が豊かなところが、日本にまだあったのか。
感動の連続。



再び、車を走らせる。



車は道端に停まり、遠くの海岸線の先を見てくださいという。
「あれが知床岬です。陸から見えるのはここからだけです」
すると思わずみんな車から降りて、写真を撮りだした。
「ここからしかみえない」というのが無ければ、
誰も写真を撮らないだろうし、ただの岬なのだが、
どうも日本人はこういうプレミアものに弱いのか。



そしてふもとにみえる川が岩尾別川で、
秋には鮭が孵化するために上ってくることで有名。
川の横には鮭の孵化場もある。

ちなみにヒグマもよく出没するらしいが、
今自分たちがみている道路は高台にあるので
ヒグマを安全に見ることができる場所としてもしられているらしい。
川を挟んだ対岸の斜面には3匹ほどのヒグマが冬眠しているとのこと。



それにしても、日がだいぶ傾いてきたようで、
日陰に入るとかなり冷え込んできたことがわかる。
のんびり景色を眺めているというより、
いい景色をみて足早に車に戻りたい気持ちになってきた。