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それにしてもどこの国でもそうなのかもしれないが、
川沿いにくると異様にいちゃつくカップルが目に付く。
夕暮れ時だったけど、まだ少しは明るいので、
多少遠慮してほしいと思うけど、
このあたりはフランス植民地だった頃の面影か・・・
いや、あまりにもベタベタしすぎだろう。
ただでさえ蒸し暑いのに・・・
 
宿に戻る頃にはすっかりあたりは真っ暗になっていた。
 
さて夕食はどうしようか。
また雨が降りだしていた。
傘もないのであまりに遠くにいけないし、
ゆっくりとビールもの見たかったので、
デタム通りにある何軒かのツーリスト向けのレストランのうち、
呼び込みをしていたレストランに入ることにした。

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(サイゴンビール大瓶12,000ドン=80円)

値段は高めだがこれはしょうがないか。
じめじめした生暖かい東南アジア独特の気候には、
ビールがぴったりだ。

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まずはビールに合わせて、
cha do?(揚げ春巻き/33,000ドン=220円)を注文。
皮がちょっと固い目なのが気になるが、
スイートチリソースにぴったり。
  
みんなでワイワイするのもいいが、
一人でゆっくり食事をしながら、一人で酔っ払いながらビールを飲むのも、
なんとなく旅の醍醐味だな・・・。
安宿街ということもあり、
欧米人も結構一人で食べて、飲んでいる人も多いので、
一人というのはあまり気にはならない。

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さすがにビールを飲んでいても、
お腹がいっぱいにはならないので、
Ba?nh xe?o(お好み焼き/35,000ドン=230円)を追加した。
これが結構なボリューム。
日本のお好み焼きもいいが、これも皮がパリッとして、
野菜に包んで食べるので、ヘルシーで意外とたくさん食べられる。
 
ビールは大瓶3本飲んだ。
ほろ酔い気分でいい感じ・・・。
まだ9時だったが、店を出ようとすると、
空港からタクシーでいっしょにきた女性とその旦那が、
ちょうど店に入ってくるところだった。
 
「もう帰るんですか?良かったら飲みませんか?」

とありがたいお誘い。
彼女たちもちょうど外で食事をしてきた帰りで、
飲みにきたところだった。

基本的に旅行が好きだから、
酒のつまみには事欠かない。
ほとんど話が途切れることなく、どんどんビールは進んでいく。

夫婦なのに旦那はすでに3日前に来ていて、
タクシーでいっしょだった彼女は今日ベトナム到着。
別々にきた理由は、
旦那だけ先に休みが取れ、GWの前半のほうが航空券が安かったからという。
確かに自分だったらそうしたいけど、
普通、なかなか許されることじゃないな・・・ちょっと羨ましく思った。

年齢も同じだったし、とてもさわやかな感じで、
話をしていてもとても気分がよかった。 

あと4日間はホーチミンでゆっくりするらしい。
自分はメコンデルタのほうにいく予定だ。

「まあ、あくまで予定なんで、わかりませんがね」

「またお会いしたらビアホイに行きましょうね・・・」

と店を出て、軽い感じで別れた。

旅人の出会いって不思議だなあ。
さっきまで他人だったのに、普通に話をして、御飯食べて、ビール飲んで、
そしてまた何事もなかったように別れて、旅を続けていく。
でもまた旅をしていれば、どこかで会えるかもしれない。
 
なんとなくどんより気分のホーチミンだったけど、
彼女たちのおかげで旅が楽しくなってきた気がした。
やっぱりこの楽しい気分のまま、
ホーチミンを後にするべきだと思った。
気持ちが変わらない間に、
明日はできるだけ早くメコンデルタ行きのバスに乗ろう。

店の外は相変わらず、雨が降っている。
明日は晴れるだろうか・・・