ミニバスにのるとすぐに出発した。

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時間的にはタイムロスがなくてラッキーだったのだが、
結果的にミニバスはすでに満員で、
3人席の真ん中という最悪のポジション。
肘掛などないし、座席はせまいので、
身動きとることもままならない。

おまけに左横は若い女性で、
日差しが気になるのかカーテンをばっちりと閉められる・・・
景色も楽しめないのか〜。
かろうじて右側の窓側からは景色が見えるが、
この状態では写真を撮ることも厳しい。

このまま8時間ほどかかるという。
憂鬱なドライブになりそうだ。

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出発してから1時間ほどすると、
ホーチミンの市街地から抜け出したようで、
緑が多くなってきた。
田んぼに、椰子の木、青い空。
南国にきたことを実感させられる景色。

片側2車線の計4車線。
中央にはコンクリートの中央分離帯が設けられている。
以前にこんなのあったかな・・・
設置理由はひとつ。
チキンレース対策。
反対車線に飛び出しての無謀な追い越し禁止だろう。
ベトナムではとても事故が多いと聞いていた。
とはいえ、片側2車線でも十分にレースは繰り広げられる。

MAI LINHのミニバスはスピードも結構でるので、
他の車をどんどん追い抜いていく。
一応といったらいいのか、メルセデスベンツのマークがついている。
車内は狭いとはいえ、エアコンも効いているし、
乗車時にはミネラルウォーターとおしぼりも配られるサービスぶり。
選んで正解。

基本的には大都市間を結んでいるため、ノンストップ。
ちなみに大きなバスだと、
道なりで乗客を拾ったり、おろしたりしていて、
スピードは遅いだけでなく、余計に時間がかかるようだ。

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だんだんと道路に頻繁に橋がかかるようになってきた。
メコンデルタ地帯にはまるで迷路のように、
川がはりめぐらされている。
時には水路だったりすると、延々とまっすぐに伸びていて、
計画的に作られているのがよくわかる。

約2時間ほど走ったところで、ドライブインに入った。
同じ緑のMAI LINHのミニバスばかりが停車している。
MAI LINHと契約しているドライブインなのだろう。
向かいには違う色のミニバスばかりが停まっているレストランもあった。

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結構店内は活気づいている。
時間を尋ねると30分ほどはあるようなので、
まだ10時すぎだったが、早めの昼食をとることにした。

適当に座って店員に「フォーガー(鶏肉のフォー)」といったつもりが、
店員には「コーカー」に聞こえたようで、
いきなりコカコーラが出てきた。
指差し会話帳で、指差すと「あ〜〜!Ph?? ga?」と答える。
ぜんぜん発音が違っていた・・・

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聞いてはいたのだが南部のフォーにはタピオカが混じっているものがある。
まさにこれがそのようだ。
麺がモチモチしていて、弾力がある。
ほんと変わった触感だ。

具は煮込んだ手羽先がはいっていて、かぶりつこうとすると、
女の子の店員が、小皿に塩コショウを入れて、そこにライムを搾って、
つけて食べろという。
あっさりとした鶏肉にしょっぱさと酸味が混じった調味料はぴったり。
あ〜ビールが飲みたくなってきた・・・
しかし、いつ休憩があると分からない移動なので、水分は控えめに。

フォーの写真をカメラで撮っていたのを珍しがって、
若い店員が集まってきた。
どこにも外国人は見当たらなかったし、
外国人が来るのは結構珍しいのだろうか。
だけど彼らが話すのはベトナム語だけで言葉も分からない。

すると若い男の店員が、
「結婚しているのか?(ここだけ英語)」
「いいや」と答えると、

さっき調味料を作ってくれた女の子を指差し、

「おまえ、この子と いっしょに 寝ろ。」

「・・・・・・なんでやねん!」

と思わず突っ込みそうになった。
どうなってるんだ、この国は・・・
ミニバスに乗ってきて、ドライブインでフォーを食べていたら、
いきなり店員の女の子と寝ろとは・・・

その子も拒否するようにしてくれたらいいのに、
こっちをじっと見ているだけので、余計に恐ろしい。
裏で売春でも斡旋してるのか・・・
いやこんな短時間で商売になるわけないし。

というより、俺からかわれてるのか。
それはそれでムカつくなあ・・・

「これからチャウドックにいくの!
 つうかどこで寝るねん、周りに何もないやん」
というふうに言うと、
「彼女の家だ。バイクがある」と、男の店員が答える。
おまえが答えるな・・・

運転手が食事を終ええるのが見えたので、
急いでミニバスに戻った。
ちゃんと人数も確認しているようなので、取り残されることはなさそうだ。

おかしな会話だったけど、
ずっと狭い車内で閉じ込められていたので、
ちょっとした気分転換になった。