出発してすぐに大きな橋を渡っていく。
この橋はオーストラリアのODAによって作られた橋。
周りに高い建物も山もないので、かなり目立つ存在だが、
斜張橋になっていて、橋自体がとても綺麗。

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橋も立派ながら、眼下に流れるメコン川も雄大だ。
穏やかな流れからは、まさに母なる川と呼ぶにふさわしいように思う。

橋を渡ったところがヴィンロンという町で、
チャウドックへはここから北西へ進むことになる。
このまま西に進んでいくとカントーという大きな街へ続いている
ここまでは綺麗に整備された道路が続いていたのだが、
急に道路状態が悪くなってきた。
未舗装の区間があったりすると、ミニバスはよくゆれる。
そして砂埃がよく舞う。

時間帯的に学校の通学時間帯と重なったこともあり、
道沿いを自転車で通学していく
美しい白いアオザイの学生を目にするようになってきた。
窮屈な車内で、乗り心地の悪い悪路、まるで天使のよう。
しかし彼女たちにも遠慮なく砂埃が遅いかかるので、
みんな口にはマスクをつけている。
アオザイにマスク・・・不思議な組み合わせだ。

悪路に揺られることしばらくすると、
前方に長い車の列が見えてきた。
船で川を渡るために、乗船待ちをしている車の列のようだ。

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ベトナムでは交通インフラは徐々に整ってきているとはいえ、
まだ完全とはいえない。
主要な道路でさえ、大きな川をまたぐ時は船を使うことも多い。
日本でも20年前までは、四国にいくときは船だったしなあ。

長い移動の中で、バスから降りて、
船に乗れるというのは、旅行客だけでなく、
ベトナム人にも嬉しい出来事なのだろうか。
みんなこぞってバスから折り始めた。

どの船も同じ場所にいくようなのだが、
あまりギャンブルはしたくないので、
乗車してきたミニバスが来るのを待てど、なかなかやってこない。
「あれもう行ったのかな・・」とかたまに不安になるが、
同じミニバスに乗ってた乗客が一人いるので、まあ大丈夫だろう。

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30分ほど待ってようやくミニバスがやってきた。
メコン川は様々なものをもたらしてくれているが、
交通インフラからすると確実にボトルネックになっている。
ここに橋がかけられる日もそう遠くないかもしれないが、
旅行者の勝手な言い分としては、
すべての道路に橋がかけられずにいてほしい。

対岸までのわずか5分ほど短い船旅だったが、
船から眺めるメコン川の景色は、
長い間バスに閉じ込められたせいもあるかもしれないが、
とても川や空が広く感じた。

こんな景色を見れるなら、少しのタイムロスも悪くない。

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